窓口担当の非常勤職員の採用について

近頃、新聞やネットにアップされているニュースなどを見聞きすると、気になる見出しがあります。それは、市役所の窓口担当の職員のほとんどが、非常勤での採用が多いということです。驚くことに、正規職員、臨時職員を含めた非常勤職員の割合を比較すると、非常勤職員の割合が5割以上、という自治体も多いということです。また、JR東日本が毎年行っているグリーンスタッフ募集もそうですが、きっぷ購入の際にはお世話になったみどりの窓口の職員も、非常勤、すなわち契約社員なのです。勤務態度等によっては、正社員への登用もできるそうですが、市役所の窓口を担当する非常勤職員は、グリーンスタッフと違って賞与や、契約の更新はおろか、正規職員への採用に挑戦することすらできません。
窓口担当となると、市のイメージを左右する存在です。自治体職員のお客様、顧客は住む市民達です。証明書発行など、手続きに訪れる市民の大半は、窓口を担当する非常勤職員ですら、正規採用だと思い込んでいます。職員のイメージや対応が悪いと、来客は気分を損ねますし、場合によってはクレーマーと化す人間もいます。非常勤職員を使うな!とまでは思いませんが、窓口担当は非常に大事な存在です。正職員たちは立て続けに増えていく事務処理を進めていくために、安い時給で臨時職員を採用しているのだと思いますが、いつまでも非常勤職員の採用を続けていくつもりなら、臨時職員や窓口の仕事を軽んじているとすら思われるような気がします。毎年新たに臨時職員を募集したり、登録したりするぐらいなら、どうすれば自分達の仕事が手際よく効率よく進むか、サービスの向上などを考えるべきではないでしょうか。自治体職員、公務員の採用システムや仕事内容が変わらない限り、採用にあぶれる臨時職員を増やすばかりか、窓口サービスの質を落とす危険性をはらんでいるのです。